必要なのは勉強と地味で地道な努力
今週号の週刊少年ジャンプの「ブラッククローバー」で、登場人物のゾラが言います。
「その戦い方じゃ多くの魔力とセンスと瞬発力が求められる
その全てが無い下民のオレは前もって時間をかけて術式をつくっておくしかねー…」
「だがその為には魔と人間のことをより識らなきゃならねー
必要なのは勉強と地味で地道な努力だ…!」
貴族ではなく下民の出身であるゾラは、作中ではある種の持たざる者としての役を担います。
天与の何かを与えられた存在が華々しく活躍する中で、奮闘努力を重ねて自分だけの武器を磨いていくゾラはまた異なった輝きを見せます。
そのゾラが、同じく持たざる者であるマグナに助力を請われて伝えるのが、上の引用です。
二人は自分たちの境遇に腐ることなく、与えられた能力を丁寧に磨き、積み重ね、工夫し、その結果として格上の相手に挑んでいきます。
自分自身を知り、出来ることと出来ないことをより分け、思考と準備を止めずに進みます。
自分で磨き上げた力は自分だけのもので、それを持っての戦いもまた自分だけのものです。
あなたには天与の何かがありますか?
ならば結構。
それを光り輝かせてください。
それともゾラやマグナや私のように持たざる者ですか?
それもまた結構。
私たちの武器は「必要なのは勉強と地味で地道な努力」です。