中学準備のためにぜひやっておきたいこと
By: Loren Kerns
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
「中学生で数学が苦手になった」という話はよく伺います。
我が子のテストの答案を見ていきなり低い点数を目の当たりにしたお母さんがびっくりするパターンです。
小学生の頃はカラープリントされたテストでそれなりの点数が取れていた我が子が、20点ほど下がった答案を持ってくるのですから無理もありません。
ここで点数の低下について「学習難度と生徒のバランス問題」があります。
中学で学習する内容は、その一つ一つのテーマの難しさも情報の多さも小学生とは比べ物になりません。
学習内容が難しくなっているときに、生徒の頭脳や精神、そもそもの生活習慣が小学生から大差なかったとしたら、点数が伸びるはずはありません。
より上級の学校へ進学するための入学試験があること、受験を意識して学習するということ、それらのために日常生活をどういうふうに改善するかということを子供に理解して貰う必要が出ます。
それは一朝一夕になるものではありません。
根気よく指導を続けていく中で変化が芽を出すものです。
意識せずに部活動や日常の遊びをこれまでと同様にしていてはいけません。
ましてお母さんたちが目にする定期テストは、数ヶ月の学習内容を一括して問うてくるものです。
狭い範囲の学習内容を、十分に理解定着することなくその場しのぎで覚えて対応してきた小学生のテストとはわけが違います。
そもそも小学生内容が定着してない状態で難しい中学生内容を理解することは厳しいですよね。
ですから今の段階で小学生諸君には、小学生内容の復習をしておくことこそが中学生での学習を円滑に進めるものだとお伝えしたいです。
数学の先取りももちろん大いに結構なことです。
しかしそれは、小学生内容、とりわけ「分数・小数計算」「割合(速さなどを含む)」あたりがきちんと定着しているかを確認してからでも遅くはないはずです。