子供に任せて十分なほど、子供の判断力は育っているか?
子供の未来を子供の行くがままに任せる手もあります。
無理やり方向を決めてしまう手もあります。
何となく誘導して道を示す手もあります。
どれが良いのかはご家庭の方針次第です。
その上で、子供に方針をゆだねる部分を増やすのであれば、出た結果も子供自身のものとしてあげて欲しいです。
「子供のやる気が出たら」「子供の志望校が決まったら」というのを辛抱強く待つことは、それはそれで親の器の大きさです。
しかし、受験というタイムリミットに対してそれがマイナスに働く面もあります。
その際には、親として不本意な結果が出ることもあり得ます。
それをも受け止めてあげる親であって欲しいということです。
途中のガイドが不十分なままで出た結果に不満を言われても、子供も辛いでしょうしね。
もし親が親なりに子供の進路について考えることがある、とします。
その時には少しでも早く、少しでも多く、少しでも丁寧に子供に伝えてもらいたいです。
塾で三者面談をするときなどに親子の間での進路についての意見が食い違うことがあります。
こういう場合に子供たちの学力が伸びやすい状況かといえば、そうではない場合が多いです。
親子の進学についての意識が一致しているほど、子供の学力は伸びやすいです。
これが高校生ぐらいになるとちょっとちがってきます。
子供が自分の人生にとって十分に考えられるようになっているわけですからね。
まだ人生について考える力が弱い時期ほど、親の影響が大きくでるものだとお考え下さい。