人の四倍やれるか
バカリズムさんが面白い理由
塾長がここ10年ほど最高に面白いと思っている芸人さんの一人が、バカリズムさんです。
ピン芸人としてのコントが主戦場ですが、「ウレロ☆シリーズ」などの多人数コントでも抜群に面白いです。
最近はドラマや映画の主演や脚本でも活躍しています。
そんな多忙な中でも毎年複数回の単独ライブを開催し続けています。
ある種異常なまでの熱量ですが、これは最近始まったことではないです。
以前は「バカリズム」というコンビであった今のバカリズム=升野英知さんは、ピン芸人としてやっていくことを決めたのが30歳の時でした。
その時に、それまでのコンビでのネタしか手元にないバカリズムさんは「ピン芸人としてやっていくにはネタが圧倒的に足りない」と考えました。
そこで、通常年1回行われるような単独ライブを年4回挙行することに決めて、ガンガンネタを作って試してを繰り返して経験値を上げていきました。
いわば4倍速でライバルに追いつき追い越していったわけです。
圧倒的というほかありません。
そしてそれに慢心せず、今でも単独ライブを開催しまくっています。
そのためのネタ作りをほぼ毎日行い、ネタが出るまで10時間パソコンの前から動かないこともざらだそうです。
それだけ絞り出しているわけですから、面白いのも納得脱帽です。
人の四倍やれるか
今の自分に何かが不足していると思うことは、人生に訪れるものです。
上がっていこうと思うのであれば、それは当然のことです。
不足しているときの多くは、自分の出遅れが原因です。
時間というコストをかけていないわけですから、何事も不足してしまう可能性は大きくなります。
そしてその不足を十分に埋めないまま、多くの人は目標を達成できずに場を過ごしてしまいます。
非常に残念なことですね。
バカリズムさんのように四倍やりませんか。
四倍が難しいなら、せめて二倍からやってみませんか。
自分の不足を嘆いたり諦めたり何かのせいにするのではなく、戦略をもって圧倒的な努力をしませんか。
バカリズムさんがその名を広く知られた初期のネタに「トツギーノ」「都道府県の持ち方」などのフリップ芸があります。
それだけでしばらく収入に困らない生活もできたことでしょう。
しかしバカリズムさんは「このままでは一発屋で終わる」と考え、ある時期からこれらのフリップ芸を控えるようになりました。
常に自分の未来を念頭に置いてなすべきことを選んだ戦略的努力ですね。
その場しのぎ、目先のものだけで生きていてはたどり着けない場所があるものです。
あなたが子供に歩ませたい場所は、その場しのぎでたどり着けるところですか?