感情と理性の両面から生徒にあたる
結局基本ができてないから、学力が伸びません。
今日も難しい顔をして中3の生徒が質問に来ました。
いつも通り対話をしながら、理解しているところを一歩ずつ確かめます。
そして行き詰まったところからは逆質問で自分の弱点理解してもらいました。
そこで何が問題だったかと言えば、驚くなかれ符号の認識ミスでした。
でもこれがいかに不味いのかが、自分で解説を読んでいるだけだと定着しないことがあります。
青木学院での僕の指導は、時として生徒の感情を揺さぶりにかかります。
それは、感情を揺さぶったものが記憶に残りやすいからです。
とりわけ理解というほどのレベルではない基礎基本については感情を揺さぶります。
記憶に残すことを重視すればこそです。
一方で理解の度合いが強いものについては、あまり感情を揺さぶりません。
冷静に頭を使うことで、考えるとはどういう手順かを体験してもらいたいからです。
声を少し小さめに、トーンは低く、テンポはゆっくりとします。
理解が届いてないポイントまで来たら、階段を細かく作って少しずつ考えてもらいます。
当たり前のことですが、意識できてない人もいるそうですので。