学力の両面
相模原市の学習塾・数学特訓青木学院です。
学力とは何かという話があります。
一般的なイメージで言えば、学力とは「テストで点数を取る力」を指すでしょう。
皆さんがある意味で欲しているのもここでしょう。
それはそれで分かります。
しかし僕が念頭に置いている学力とはちょっと異なります。
僕が普段生徒と接していて考える学力とは文字通りの「学ぶ力」です。
テストで点数を取るのは、入学試験合格のために大事なことです。
点数が足りていれば合格ですし、1点足りなければ不合格です。
塾が求められる「我が子の合格」を考えればここを無視はできません。
しかし、テストの点数は「その瞬間その問題に正解できたか」の現れです。
瞬間最大風速的なものです。
これに再現性があるかどうかは人生に大きく影響があります。
県立相模原高校に合格したがその後成績が低迷しているようなものです。
それでいいなら、それでいいです。
しかしそれではよくないと考えるのが妥当です。
所詮、県立高校合格は一瞬です。
大学入試に向けて学習せねば、入試の結果に笑われます。
一方で「学ぶ力」は継続したものであり、再現性が高いものです。
テストでも日常の演習でも、正解に一喜一憂してはいません。
ただ◯がついたことで安心してはいません。
何を間違ったのか、何が正解だったのか。
何が足りていて、何が足りていないのか。
何を身につけて、何を変えていくのか。」
その違いを埋めるために繰り返し考え続けていく力が「学ぶ力」です。
繰り返し考え続けて身につけた論理で次の論理を身に着けていくものです。
どんなときにテキストを読むのか。
どういうふうに考えて質問するのか。
ただ一問の解き方を教えるだけでは、「学ぶ力」は伸びません。
僕の指導に従った生徒が県相でも上位にいるのは、「学力」を両面で意識しているからです。