試験が終わった後も学習する生徒だから伸びてきた
大学受験生の中には、もう試験本番が終了した生徒も出始めました。
そんな生徒の中には「これから入学までの間にやるべきことや読むべき本があれば教えてください」という生徒がいます。
もうテストもないのに、この週末も教室に来てコツコツと学習しています。
これが正しい学習者の姿勢です。
大学に何しにいくんですか。
大学は本来的には学問を積みにいくところです。
これまでは誰かが決めた課題や試験に向かって頭を動かす側面もあったでしょう。
細々とした指示に従って行動する側面もあったでしょう。
大学生になれば、自分で課題を探し、自分で学習に邁進する姿勢が必要になります。
高校までと比べて手取り足取り指導されることなどないですからね。
まして大学の学習内容は、高校までの内容とはまた一段違います。
少なくとも皆さんが納得づくで進学するような大学であれば、です。
そういう場に挑もうという時に、試験が終わったから学習習慣を手放すのは筋がありません。
高校受験を終えた生徒諸君にしてもそうです。
おおよそ1ヶ月強も学習習慣を手放して、高校の学習速度についていけるのでしょうか。
余裕を持って合格できて、高校でも上位を張っていけるのでしょうか。
大学受験が待っているという自明の事実がわかっていないのでしょうか。
もし合否について少しでも不安を持って受験を終えたのならば、今日でも学習するべきです。
合格していても進学後の学習に支障が出る可能性があるのですから。
不合格であれば大学受験で巻き返さなくてはいけないのですから。