覚えて、思い出して、使いこなす
ミスは練習の不足からのみ生じます。
小学生で算数が苦手な生徒は、例外なく単位が苦手です。
これは単位の練習を十分にしないでいたから、という以外にないと考えてもいいです。
1kg=1000gさえろくに扱えない状態で中学に上がっても、数学理科が出来なくなるだけです。
0.52kgは何gか?という質問に即答できるかどうかでも、かんたんに確認できます。
52gというのが一般的な誤答でしょう。
目の前にある52という数に飛びついています。
これを正解するためには、先程の「1kg=1000g」を脳内に素早く再生します。
そして「0.5kgなら1kgのおおよそ半分だから1000gの半分で500gに近い」という感覚を忘れずに添えます。
こういう「目安をつける」という手順をちゃんと教科書は学習に組み込んでいます。
それを教科書に書いてある時だけ考えるのか、いつでも脳内で取り出せるようにしておくのかはミスを防ぐ大差です。
言い換えれば、日頃から以下に色んなものを思い出す訓練をしているか、です。
覚えて、思い出して、使いこなす。
これを万事徹底すれば、ちゃんと数学は得意になります。
怠け者でさえなければ、ちゃんと数学は得意になります。