2024年の冬休みに子供たちに観てもらいたい映画
冬休みが始まりました。
長期(というほどでもないですが)のお休みは普段できない体験をする機会です。
年末年始は忙しいものですが、それでもうまく時間をやりくりして生活したいものです。
僕が生徒諸君、とりわけ小学生・中学生にやってもらいたいことの一つが映画鑑賞です。
2時間じっとナニカに没頭する経験がない生徒が非常に多いですしね。
ショート動画分の集中しかできないのであれば深く考えることなどできはしません。
2時間も集中できない程度の人生では、困難を乗り越えることはできません。
そもそも、映画は最高の娯楽の一つですからね。
今年2024年の冬休みに子供たちに観てもらいたい映画はこちらです。
『はたらく細胞』は漫画からアニメ化されてヒットした作品ですので、知っている人も多いでしょう。
漫画を実写化すればだいたいつまらない!という意見の人もいます。
その痛ましい経験には深く同情しますが、決めつけてはいけません。
中には十分な実写化を遂げた作品もあります。
例えばアクション映画として素晴らしい成果を残した『るろうに剣心』です。
主演の佐藤健さんを中心としたアクションは素晴らしかったですね。
その佐藤健さんが白血球役として素晴らしいアクションを見せてくれています。
エンドクレジットを見て納得です。
『るろうに剣心』の大内貴仁さんがアクション監督として参加されていました。
ここだけでも、本気でいい映画にするのだという姿勢が伝わります。
アクションと並んで迫力を演出するVFXは『ゴジラ-1.0』『シン・仮面ライダー』の白組です。
細胞などを人間として扱えば、人体内部は人間の生活世界に寄せたくなります。
それでもファンタジーとしての人体であるようにも見せるにはどうしたらいいか?
そういう難しさに対する一つの答えをごく自然に見せてくれる画面です。
なんとなく子供向けだろうからと手を抜いているのでは?という考えは杞憂です。
分かりやすい物語でありつつ、ちゃんと「考えて」見ることができる作品でした。
人体や健康について少し考える切っ掛けにもなります。
その意味でも、是非家族で楽しんでもらいたい一作です。
家族といえば、人間世界の主人公となる父と娘を演じているのは阿部サダヲさんと芦田愛菜さんです。
あの二人が家族役か〜という目線で鑑賞できるのは大人の権利ですからね。
よい映画体験となってくれますよう。
ついでに、できれば、願わくば。
この作品を通じて一人でも多くの方が献血や骨髄バンクドナー登録をされますよう。