他人より多く積み重ねるという目安
世の中で何かについての才能・向き不向きというものはあります。
生まれ持ったもので誰にも変えることができません。
身長を高くするためにはどうしたって遺伝の要素が関係してくるようなものです。
高身長の遺伝子を両親が持っていても、それが発現するとは限らない運も含めて才能です。
初期パラメータである才能を変えることは誰にもできません。
才能の有無大小高低を嘆いたところで誇ったところで、何も変わりません。
変えられないことを考えるよりは、変えられることを変えればいいです。
例えば、学習する量は変えられます。
それなのにろくに変えない人間がほとんどですから、おかしな話です。
必ず金が取れる鉱脈なのに手を動かさない人間と同じようなものです。
適当に土を弄って手に金塊が触れるのを待っているのはバカバカしいです。
どんどん穴を掘って土を水に流してふるいにかけて金を探すのが真っ当です。
学習量を他人より多く積み重ねれば、同じ程度の才能の人間を圧倒できます。
多少才能が上の人間にも勝てます。
東京大学理科三類に合格したいなどというレベルでなければ、それで足ります。
県立相模原高校に合格したいという目標であれば、十分叶います。
でも、他人より多くというのがどのぐらいかをイメージしておかねばなりません。
好きなことであれば、自分が勝ちたい他人の2倍積み重ねましょう。
好きなことなのに量を稼げない程度なら、大成はしません。
苦手なことならもっと積み重ねないので、何事も積み重なりません。
結果として何もなし得ない側の人間になってしまいます。
苦手なことを好きなことほどやるのは難しいでしょう。
それでも自分のライバルの5割増はやらないと面白くありません。
他人と大して変わらない行動をして、他人に結果で勝てる可能性はそう高くないです。
絶対に自分の方が勝っていると言える物量から考えましょう。
長期的に見れば3割増くらいでも確実に差はつきます。
ここは、残り時間との勝負という側面もありますね。
高い目標に支払うべきコストは、必定高くなります。
高い目標を達成するためには長期間の準備が必要になるのが当然です。
自分が絶対に叶えたいと思う目標があるなら、それにふさわしく生活しましょう。