人間は機械ではない
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
かつてマレーシアという国では天然ゴムを主な輸出品としていました。
ゴムの木の表皮を傷つけて樹液を採取し、それを加工してゴムが作られていた時代です。
天然由来の成分ですから質もまちまちであり、供給が安定しないことなどから、次第にゴムは天然ゴムから石油で作る合成ゴムの時代になっていきました。
マレーシアは天然資源輸出のみに頼るのではなく、工業製品の輸出も含めて国内を発展させていこうという政策に切り替えます。
日本の工業化がお手本の一つであったこともあり、「ルック・イースト」と呼ばれる政策の始まりでした。
同一品質のものを大量生産することで安価に提供できる工業化がマレーシアの経済に危機をもたらし、同時にマレーシアの発展の契機となったといえます。
さて、工業はこのような側面がありますが自然のものはどうでしょうか。
一部工場で野菜作りをするような技術革新も始まっていますが、やはり生き物や自然を相手にしては同様にはいかないでしょう。
自然のものを無理やり発芽させようとすれば種が傷つくこともあります。
自然由来の小麦粉で作られるラーメンだって、気温湿度などによって毎日対応を調整しなければならないそうです。
人間だって同じではないでしょうか。
無理やりに外部から手を入れすぎては、かえって成長を阻害することもあります。
じっくり見守ることで成功と失敗を体験してもらい、そこから学ぶ力を手に入れてもらえれば最高の学力を手に入れられます。
あれこれと周囲の大人が手を出しすぎては自主性も育ちませんしね。
それでも、「君を見守っているぞ。応援しているぞ」ということだけは伝えていかねばならない塩梅が難しいところですね。
お父さん・お母さんの視線が子供たちを強くします。