褒めるか・叱るか・認めるか
子供にどう接していくかは、子供の学力を伸ばすために重要です。
例えば、子供を褒めて育てるか叱って育てるかという話があります。
僕は本来がところで言えば、こういう無駄な二項対立の図式が好きではありません。
往々にして問題設定が間違っていたり雑だったりするからです。
あえて言うなら褒めた方が良かろうと思います。
しかし薄い褒め言葉は子供が大人を見限るきっかけになります。
とりわけ敏い子供ほど、見抜いてくるので逆効果です。
じゃあどうする手があるのか?といえば、認めるという接し方です。
子供が自分のやったことを褒めてほしいと過剰に思うようになると、マイナスです。
他者の評価を基準にして動く子供になります。
褒められることを主眼に置こうとすると、結果を気にしすぎるようになります。
カンニングをしてしまう子供の行動の一つはこれですね。
褒められと叱られを過剰に気にしている=他者依存です。
長期的に考えれば、他者依存=過剰な承認欲求は避けたほうが楽に生きられます。
でも誰にも認めてもらえない人生は辛いものです。
であれば、自分で自分を認めていける人間になってもらうのがよいでしょう。
子供が何かをなしたときに、子供に聞いて下さい。
「いま、どんなかんじ?」「いま、どんな気持ち?」
子供が自分のことをどう考えているかを、子どもの考えや言葉で表現してもらいます。
そしてそれをよく聞いて、その考えや言葉を認めてあげてください。
「そう思うか。そうだな。その通りだよ」
自分が自分を褒めることを適切に行なっている様子を肯定してあげてください。
そうすることで、子供は自分の規範を適切に持って生きていけます。
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