ルールを覚えてルール通りに解く
ルールを自分の都合で曲げようとしてはいけません。
ルールが設定されているのにはそれなりの理由や事情があります。
それは得てして、全体の利益を最大化するために設計されます。
それを個人の感情や気分や都合で曲げてはいけません。
そんなことをした時点で、ルールや制度に対して負担をかける可能性があるからです。
もちろん、それを許される程度の人間であるというなら問題はありません。
しかし、実際のところルールを曲げようという人間がそこまでの存在であることはほぼありません。
何も考えずに無神経に他人に要求しているだけであるという自覚さえないからです。
「そのくらい、いいじゃないか」
そういう考えしか持てていません。
学力が伸び悩んでいる生徒の答案を見ると、こう思うことが非常に多いです。
ルールとして提示されたことを絶対に守って進むのだという覚悟も気概もありません。
隙あらば、隙なくとも手を抜いて楽に都合のいいように動こうとしています。
大人であれば僕はもう放っておきます。
いい歳をした人間がそんなこともできないなら、成長の余地など有りません。
でも子供であれば、生徒であればそこを修正するのが仕事です。
ルールがいつでも正しいとは言いません。
しかしルールの殆どは個人の判断より正しいです。
数学の答案を書くときのルールを逸脱して得点できることはありません。
まずルールを覚え、そのルール通りに行動することから始まります。
それができていない子供が大人になって、ルールを破るのかもしれませんしね。