関数克服のためにはまず戻ること
1学期後半から2学期の数学はどの学年でも関数に関する学習が多くなります。
関数が苦手なままになることは入学試験での大きな課題を一つまるっと落とすことになります。
特に2学期の定期テスト攻略を目指す生徒にはこの夏の関数克服を第一としてもらいたいです。
関数克服のためにまずやるべきことは、一歩戻ることです。
関数の問題を解くためには方程式を解く学力が必要です。
方程式の計算問題に不足を残したまま前進しても学習の精度も速度も落ちます。
急がば回れと考えて、必ず方程式の計算速度と精度を上げましょう。
特に分数・小数が係数となっている方程式を解く練習をしておきましょう。
中1の一次方程式を解く学力は中2の連立方程式を解く学力に直結します。
中2で関数を得意になりたい人は、必要であれば中1の方程式まで戻ってもいいです。
ただむやみに問題を解いてもいけません。
簡単な問題を通してどう式を動かしたら正解まで近づくのかを言葉にして理解しましょう。
そしてその手順を考えないでできるようになるまで練習です。
「考える」段階の後に「考えないでもいい」段階が来ます。