関数とはどういうことか説明できないから5がとれない
中3数学講義授業は、二次方程式と二次関数をクリアしました。
文章題などは流石に演習で指導します。
講義授業の1周目では、その構造について既習の範囲とリンクさせるのが主眼です。
学年が上がるごとに、学習内容は螺旋を描いています。
前の学年で学習した内容を踏まえて、次の内容を身につけます。
完全に新しい話だけ構成されていることは、基本的には少ないです。
二次方程式は二次式と一次方程式で構成されています。
新しく見えるのは平方完成の部分ぐらいですから、そこを重点的に解説していきました。
それでも、方程式の根幹を中1・中2で仕込んでおけばちゃんと高速で理解してもらえます。
何事も準備と後始末ですから、そこを勘違いしてはいけません。
ただ正解の数値と同じものが出ればいいという学習をしていては、準備ではありません。
簡単な問題を解くときから、用語や仕組みの理解に努めておきましょう。
もちろん暗記もまた重要です。
例えば、「関数とは?」と聞かれて適切に教科書レベルの返答ができるでしょうか。
それが出来ていないのに、基礎の準備ができていることにはなりません。
そういうところを疎かにしている生徒は、ほかも疎かになります。
そもそも、定期テストで用語理解の問題が出ることはよくあります。
用語で失点をして90点を取れない生徒のなんと多いことか。
それが通知表で5を取れていない間接的原因です。
そのまま中2から中3へ進んで、高校に進学すれば数学が苦手になります。
大事なのはいつでも基礎基本の準備です。