子は親の鏡
学力の伸びる生徒は例外なく人の話を聞きます。
これは鼓膜が振動しているという話ではなく、メッセージを受け取って考えて行動ができるという話です。
そしてそういう生徒は話を聞く保護者さんによってのみ育てられます。
指示を守る生徒の保護者さんは、やはりルールを守ります。
結局親が子供に与えている影響には勝てないなぁとつくづく思うのがこの商売です。
子は親の鏡です。
僕にできることは、子供の中にある可能性を見守ることと看板を立てることです。
今子供たちに、自分がどこにいるかを分かってもらいます。
そしてどちらにどれだけ進めばどうなるかを伝えます。
その上で子供たちがどう進むかを見守ります。
ごく当然のごく簡単な指示は出しますし、それに従わない場合にはその危険さを伝えます。
残念ながら、子供達は驚くほど指示には従わないのが現実です。
「計算を別紙にしないでノートに筆算まで全部書け」
こんな簡単な指示でも全く従わない生徒もいます。
目の前のノートを見栄えよくすること、上辺を取り繕うことだけやって生きてきたのでしょう。
それで大人を誤魔化せるものだと学習して生きてきたのでしょう。
そういうふざけた生き方をゴリゴリにすり潰すのが僕の発話と行動です。
だから、最低限の指示に従わない生徒には辛い場所です。
自主性を養うとしても、自律的に学ぶとしても、絶対に外せないラインを踏み越えるならうちの生徒ではありません。