数学が他の教科と違うのは「結びつき」
数学が他の教科と少し違うところがあるとすれば、問題同士の結びつきが強いところが挙げられます。
大問の中で(1)で分かったことを使って(2)(3)を考えていくという問題構成です。
全ての大問がそうなっているわけではありませんが、この性質が関数や図形では強くなります。
理科でも同様の問題がありえますが、数学ほどでは無いです。
そしてこの場合(1)から順に段々操作が複雑になりえます。
つまり、基本となる(1)が配点以上に重要な役割を持っていると言えます。
今日は都立高専の数学の過去問について生徒と話をしました。
そこでも、(1)で証明した事柄が(3)を考えるヒントとして設定されていました。
難しい知識を知っていて解けることはもちろん多いです。
しかしそれ以上にまず目指すべきは常に、基礎基本を徹底的に使い尽くすことです。
もうこれ以上味のしないガムになるまで、味わい尽くしてこそ数学の得点力は伸びます。