今日もグラフを書いてもらう
相模原市の学習塾・数学特訓青木学院です。
高校生の数学の質問対応をしています。
指導していてそれなりの頻度で出る言葉があります。
「だから僕がグラフを書けと言っているわけよ」
中学生の比例・一次関数・放物線の学習からグラフを書けと言い続けます。
大雑把な形や位置関係が分かるレベルでいいので、フリーハンドで書くように指導します。
中学までであれば、問題に書かれているグラフを使うだけでも何とかなります。
しかし、高校の数学ではグラフをいくつも書いて比較した方がいい問題が出ます。
そもそも場合分けをして記述する答案では、グラフは複数必要です。
そのような将来が来ることが分かっているのに、準備をしないのはアウトです。
少なくとも大学受験を真剣に考えるレベルの学習とは言えなくなります。
高校で数学の難度が上がってから、グラフの練習もするのではまずいです。
簡単なグラフならすぐに書けるような練習をした上での高校数学になるのが上策です。
グラフを書くことに心理的抵抗がないようにしておく意図もあります。
書けと言われたら毎回大人しく書けるようになる、というものでもありませんからね。
心理的抵抗がなくなるまで、ひたすら書いてナンボです。
手を動かさない人間のままでいて高い学力を得られると思ってはいけません。
手を動かす習慣をつけるのも、小学生・中学生の大事な学習なのです。