偏差値75を突破する数学
神奈川県の公立中学では、学校内での模擬試験として「かながわ学力分析」を生徒が受験します。
中3になると、神奈川公立高校入試の問題に寄せた出題形式で受験することもあって、入試模擬としての意味合いが強くなります。
試験結果を中3の生徒が持参してくれました。
国語が苦手な生徒なので、そこから確認です。
物語文の本文を読まず、まずは問題文と選択肢だけでもちゃんと読めばここまで解ける、という手順を見せました。
続いて得意の数学でアホらしい失点をしていたので、「こんな正解率の問題で失点してはいかんぞ!」ということで改めて解き方を確認しました。
正解率3%や1%の問題を残らず得点しておいて、25%以上の問題を失点すべきではないです。
92点ではありましたが、失点すべきでない問題を落としているのであればアウトですからね。
答案を見ながらあれやこれやと生徒と反省会をしたあとに、偏差値表を見せてくれました。
この模試の欠点として、偏差値はこのような別表をみて確認しないといけないという点があるのです。
偏差値は75を上限として作られている表なので、大体はこの中に収まってくれます。
しかしこの生徒、数学の素点が92点だったのです。
偏差値が75を超えて77になってしまいました。
まさに枠外、規格外です。
「これは気持ちいいな!」と二人で声を上げて笑いました。
どうせやるなら、枠外になるまで徹底的にやる方が楽しいですね。
志望校合格ギリギリの学力を目指す省エネという考えもあります。
しかし、自分が伸びるところまで伸びていけばそれでいいのです。
その代わり、伸びる行動を徹底的に突き抜けてやっていけばいいのです。
合法的に伸びるためであれば、誰かの決めた枠に収まる必要などないのです。
冬休みに伸びたいのなら、ありえないほどガンガンやってこれまでの自分の枠を壊してください。