初級者の学習・中級者の学習
学習において初級者が考えるべきことと中級者以上が考えるべきことはちょっと違います。
初級者は最後まで解き切ることを目指します。
最後に答えだと思えるものにたどり着けたら、合格です。
途中で諦めてしまうくせがつくのがまずいです。
諦めグセ・逃げグセは絶対に失敗のものとになります。
合計の学習量が減るのが目に見えています。
学習量を減らして学力が上がるのは上級者かつ高すぎない目標の場合だけです。
最後までやり抜く心を育てることが大事です。
そのためにも、最後までやり抜く行動を当たり前のものとしましょう。
中級者を目指すならば途中経過の充実を考えます。
途中経過の充実とは、なぜその答えに行き着くのかという道筋の話です。
どの手順を取るのか。
その手順を選ぶ手がかりはどこにあるのか。
工夫して解く手順を見つけられているか。
速度を上げるために改善するべきところはどこか。
そういう、自分を高めるために何をするかを検討して実行していく段階が中級者です。
この2つの段階を乗り越えてもらうように考えて生徒と話をしています。
だから、生徒によって僕の接し方は必ず変わります。