県立相模原に行く生徒とスマホゲーム
やるべきことと、やりたいことがあるとします。
この二つが一致しているときには、人生はものすごい勢いで前進します。
しかし、この二つが別物でどちらかに比重が寄っているときには、人生はものすごい勢いで方向を変えます。
子供にとって今必要なのはどちらなのかを、親は全力で考えて、子供にも考えてもらうべきです。
例えば、子供は学習をやるべきなのに、ゲームをやりたいというのはよくある話です。
そこで学習に重心をきちんと寄せられたら、人生は学力を伴っていく道へ曲がります。
やりたいようにスマホやゲームをやらせるのみであれば、人生はゲームをやる道へ曲がります。
ここで必要なのは、精神的に成長することです。
ゲームをやり続けても、その人生の進む先に同じ楽しさがあるとは言えない人間がほとんどです。
プロゲーマーとして生きていくだけの覚悟を持ってゲームをやっているわけではないからです。
毎日6時間、自分の課題を見つけて修正しながらパッドやキーボードを叩き続けられるようなストイックさがなければ、凡人はゲームプレイヤーとしては飯が食えません。
まして、実際にプロゲーマーとして食べていける人数と世のゲーム好きとの比率を考えれば、その凄まじさは恐ろしいものです。
プロスポーツ選手として食べていくのはそれよりマシですが、はるかに厳しい道のはずです。
そういうことまで踏まえて我が子に何かを与える覚悟が、親にあるでしょうか。
もっと漠然とぼんやりした意識で何かを与えている親がほとんどでしょう。
それが悪だとは思いませんし、間違いだとも言いません。
ただ、それが現在の我が子の学力の因果の一部であることを自覚すべきではあります。
その上で、我が子の将来について全力で考えるべきです。
県立相模原高校のような上位高校に進学して伸びていく生徒は、やるべきことにやりたいことをうまく絡めていきます。
ただダラダラとスマホやゲームに時間を費やすことの虚しさを知ります。
もっと先に面白いことがあることを知ります。
そうなるように、スマホやゲームに触れさせる前にいかに準備をしておくかです。