合格のために完璧を目指すことと目指さないこと
相模原市の学習塾・数学特訓青木学院です。
完璧を目指す方が良いと考えるものと、そうでないものがあります。
基礎基本とするべきことは完璧を目指しましょう。
英語の基本例文の暗記と解説は完璧を目指すべきです。
数学の定義の暗記と例題と計算練習は完璧を目指すべきです。
これらは、いかなる分野でも使われる技能です。
ここが不十分であれば日常の学習でもテスト本番でも「思わぬマイナス」が出ます。
基礎基本に抜けがあれば日常の学習が遅くなり、学習効率が落ちます。
80点取れるはずだったのにミスが出て70点になります。
そういう生活を続ければ、先になるほど積み重ねた負債が学力を潰します。
そうならないために、基礎基本だけは完璧を目指すべきです。
しかし、「世界史の用語を全部覚えよう」という類のものは完璧を目指すべきではないです。
これは限界の決めにくさと効果の低下が理由です。
基本例文や例題は学校の教科書に出ているものに限りがあります。
どこまでやるかの目安もあり、その数は決して多くありません。
一方で用語類は広げようと思えばどこまでも広げられます。
数も多いので、本当に完璧にしようとすると時間もかかります。
また、用語類は扱われる頻度の高いものと低いものもグラデーションになります。
それを覚えていることで正解できる一問はある、としても頻度が低ければどうでしょう。
必須で覚えるべきレベルのことは完璧を目指します。
入試で10年に1回しか出会わないものまでやる時間と手間はあるでしょうか。
その時間と手間を他の部分に回したほうが、合格可能性は高まります。
あくまでどの入学試験も、合格点を取れば合格です。
首席合格や特待生合格を目指すのでなければ、冷静にやるべきことを選びましょう。
そして選び抜いたことでの完璧を目指してください。