場合分けして行動する
数学に限らず、学習の基本となるものの一つは丁寧さです。
2学期前半の数学の学習において主軸となる関数は、方程式に続いてその丁寧さが一段問われます。
例えばそれは場合分けに現れます。
算数や数学が苦手な生徒は例外なく、物事を過剰に単純化しようとします。
世の中が一つのパターンだけで動いているように考えるようなものです。
算数や数学で言えば、公式を覚えて当てはめるだけの行動をしているものがそれです。
しかし、世の中にそんな単純なものはありません。
条件に応じてやるべき行動を丁寧に修正していくこと、そして修正のための準備や手段を持っておくこと、修正を受け入れる覚悟を持っておくことが必要です。
そしてこのような準備や覚悟は、生きていく上で大から小まで様々な場面で役に立ちます。
大事なこと・譲らないと決めたことは何があっても手放してはいけません。
優先すべきこと以外の全てを切り捨てる覚悟がなくては達成できないこともあります。
自分が今何をすることを求めている・求められているかから目を離してはいけません。
場合分けがあっても、結局求めるべきものは一つしかありません。
それが面積であったり速さであったり時間であったりするだけです。
求めるべきものを手に入れるためにやるべきことを丁寧にやっていくことです。
それは合格であってもそうでしょう。
合格するためには自分の頭と手を動かして鍛えるのが本当にやるべきことです。
他人の行動は関係ないはずです。
ただ、その場面ごとにやるべき行動の場合分けが必要になります。
やるべき振る舞いを丁寧に場合分けしましょう。