符号をミスするのは行動を変えないから
高校受験に備えたい小学生を大募集しています。
数学の点数が取れるようになるためには、今のままではいかんという話をします。
長所と言えるところがあればそれを伸ばし、短所があればそこを改善するからです。
長所は放っておいてもある程度伸びます。
しかし、それを待つには受験の締め切りが災いします。
例えば今の小学5年生の保護者さんは、まだ受験を遠いことだと考えます。
小学5年生本人はその意味さえまだ分からないでしょう。
でも、いつ来るかはもう決まっているのです。
4年半したら本番を迎えています。
その締め切りを考えれば、短所を改善することも急がねばなりません。
短所を変えるためには、まず行動を変えることからです。
意識を変えるのは難しいです。
「一生懸命解く」ってどういうこと?って思いますからね。
それよりは、どのような行動をとるかをハッキリさせて行動を変えましょう。
例えば中学数学で符号のミスが発生しがちなところは決まっています。
代表例はマイナスの分配法則です。
ミス=短所がはっきりしているのですから、ここでルールを決めます。
「マイナスの分配はカッコ内の項の符号が同じか違うかを分配の前後で確認する」
このルール通りに行動すれば、確実にミスが減らせます。
あとはこのルールが自分に馴染むまでしつこく練習していくだけでいいです。
と、ことほど左様にやるべきことはハッキリしています。
それなのに学力が伸びないのは、行動を変えないからです。
だから、行動を変えてくれるまで粘ります。