大学受験で逆転できる生徒
高校受験は通過点、というのはどこの塾でも言う話です。
人生においては大概の受験が通過点です。
そもそも通過点を考えるなら終着点を考えた上でのことになりますが、人生の終着点はどこなのかが難しいところですね。
それはさておき、受験というなら大学受験が最後で、高校受験はその途中であるのは自明です。
高校受験で効率であれ市立であれ第一志望以外に進学する生徒はいます。
その生徒が大学受験で逆転を果たせるか、が気になるところです。
逆転できる生徒は、わりに簡単に見分けられます。
それは、「今学習している生徒」です。
受験を終えて、第一志望に合格した生徒の中には油断して遊んでいたり、学習量が減っていたりする生徒がいます。
遊ぶことも学習量を減らすことも、否定はしません。
人生の時間をどう使うかは自分で決めればいいですから。
しかし、逆転を期するのであれば遊んだり学習量を減らしたりしている暇はないはずです。
もっと早い時期から、もっと多くの学習を積めば第一志望を受験・合格できたかもしれません。
それをしなかった、つまり学習にコストをかけなかった結果が現在であるはずです。
自分だけ長い距離を走るレースのようなものです。
ライバルが先行しているのに追いつかねばならぬと思うなら、フライング上等で走るべきです。
他人が休んでいる時に同じだけ休んで追いつけるほどの優秀さがあるなら構いません。
でもそんなに優秀なら、何故第一志望に合格してないのか?と問われたらどうしましょうか。
悔しいですよね。
その悔しさをもう一度、高校受験よりずっと厳しい大学受験で味わいたいのですか?
それが嫌なら、今すぐテキストを開いて音読です。
ワークを開いて演習です。
第一志望に進学したライバルを上回る学力で大学受験に挑むために、今からガンガンやりましょう。
そうしないで自分にとって楽な状況に身を収めるなら、結果は見えます。
これは大学受験に限りません。
最後の定期テストで思うような点数が残せなかった生徒だって同じです。
前回も、定期テストが終わったからのんびりとしていましたよね。
その結果がこのザマなんじゃないですか。
それをもう一度繰り返すつもりなら、もうしばらくゆっくりしているといいです。
次の定期試験の直前まで。
「もうあの悔しさはいやだ」と思うなら今日からまたペンを取りましょう。
不足しているのは才能ではありません。
学習量です。