怒っても子どもは勉強しない 約束して、褒めよう
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
学習塾が「結果的に」「潜在的に」担いうる機能の一つに「家庭平和」があると思います。
あくまで「結果的に」「潜在的に」であって、そこを目的として学習塾に子どもを通わせるご家庭もほぼいません。
子供の学力向上によって親が子どもを叱る回数が減り、結果的に家庭平和に貢献することもあるよね、という話はあります。
やはり「子供が学習しないこと」をお叱りの親御さんは多いです。
一方で「怒っても子供は勉強しない」というのが多くのご家庭での事実です。
大体、怒られて勉強する状態で集中力や意識が高いわけもなく、学習効果は出にくくダラダラ時間だけが過ぎるのです。
では子供が勉強しないときにどうしたらよいのでしょうか。
そもそも親は怒りたくて怒るわけではありません。
目的は何でしょうか。
もちろん子供にしっかり勉強してもらうことです。
ではしっかり勉強をしてもらうことだけを考えて、子供に向かい合おうとしてみましょう。
人間は感情をぶつけられると感情で押し返す場合が多いです。
怒るという感情をぶつけられて冷静に考えられる子供はいません。
怒りたいときにちょっと5秒ほど間を置いて、声のボリュームとトーンを変えましょう。
発言内容も、肯定的な内容にしましょう。
「宿題は何時からやる予定にしてるの?」
「問題集をやる約束だったよね。何時に終わったのを見せてくれる?」
こんな様子で接すれば感情的ではないですから、子供も感情的に親に向き合うことがありません。
「勉強をしたくない」と子供が言ってきたときには、「なるほど。どうして今やりたくないと思うの?」と返して、子供に自分の気持ちを一旦整理する時間を上げてください。
その上で子供が勉強をするべきだという考えを改めて伝え納得してもらった上で、取り組む時間を作っていきましょう。
その日は話し合いが長くなるなら、問題をやるのが30分でも構いません。
30分約束の課題が進んだら、そこで子供が達成したことを褒めてあげてください。
子供を褒めることは、まだ短い彼らの人生における重要な成功体験です。
そこを十分に作ってあげることで子供は自分の価値や能力を認めます。
それが学習や、ひいては人生に前向きになれる重要なきっかけです。
案外やる気なんてものは、こういうところで出るものかもってちょっと思います。