学力を伸ばすために学力の高い人のここを真似ろ
生徒にたまに話すことですが、中学時代の級友Aくんの話をよく思い出します。
Aくんは、同じく級友のBくんに憧れていました。
自分もBくんのようにスポーツも学習も優れた人間になりたい!と。
憧れる人間がいるのはいいことです。
色々なことでBくんの真似をしていたAくんですが、ある日お母さんに言ったそうです。
「お母さん!僕もお弁当に海老フライを入れて欲しい!」
Bくんのお弁当に海老フライが入っていたのを見て、それを真似てAくんに近づこうという希望だったのでしょう。
中学生男子たるもの、このくらい愛すべきアホであって欲しいと思います。
Aくんの名誉のために言い添えておけば、Aくんもスポーツ・学習ともに平均よりは上の生徒でした。
誠実で明るく、人間的にもいい奴でした。
しかし、弁当のおかずでは学力は決まりません。
誰かに憧れるのは悪いことではありません。
しかし、憧れるというのは理解からは遠い存在です。
華やかな部分、目につきやすい部分だけを見てしまいがちですから。
憧れている相手が本当に輝いている理由は、表面以外にあることが多いです。
憧れている相手の輝きを支えている、地味で映えない部分を理解して取り込んでこそ相手に近づけます。
その地味で映えないところを徹底的に真似しないから、いつまでも輝きません。
誰かの輝きを跳ね返すだけの、エセキラキラした存在に留まります。
繰り返します。
地味で映えないことを徹底的にやってください。
途中式を書いてください。
図を描いてください。
具体例を書いてください。