相似な図形の探し方 円と三角形編
神奈川県の公立高校入試数学で相似を扱うのは、平行四辺形に関わる問題だけとは限りません。
2021年春の入試を除けば立体図形や円と三角形に絡めた問題でも相似は有効です。
円と三角形の場合でも、平行四辺形の場合と同じく平行線を見つけて錯角を探します。
錯角と円周角を組み合わせる問題が多いので、慣れないうちはここから確認しましょう。
円周角はその始点と終点を共有しているか、同じ大きさの弧であれば同じ大きさの円周角です。
補助線を引く場合にはこれらに注目しておきましょう。
また、円と三角形の相似の問題では直角三角形も扱われやすいです。
よく出るパターンは「直径を斜辺とする直角三角形」「接線と半径で直角を作る直角三角形」です。
これらは証明問題として扱われる可能性があります。
証明というと途端に及び腰になる人がいますが、もったいないです。
証明問題は計算力が問われるわけでもありませんし、複雑なパターンが多い訳でもありません。
証明条件のいずれかを満たすものを宣言すれば終わりですし、マークセンス式の証明問題は穴埋めになりますからなお簡単です。
学年終盤で接する問題なので演習量が不足した結果、苦手に思う人が大半です。
ということは、十分な演習を積みさえすれば必ず得点できる分野だと考えてください。
ここから後ひと伸びして、公立高校合格を勝ち取りましょう。