大きな目標・小さな行動
考えをつなげてみよう
学力を伸ばすためにつかる考え方の一つに、「つなげる思考」があります。
学力が伸び悩んでいる人は、例えば「数学で良い点数が獲りたい」とは考えても、それが他のことに結びついていない場合が多いです。
実際に数学を得意になりたければ、この「数学で良い点数が獲りたい」をいろんなものにつなげていくことが必要です。
より大きな目標へ、同時により小さな目標へつなげていく二つの方向を持ってみましょう。
大きな目標へつなげると続けられる
何故数学で良い点数を取りたいのか?ということをきちんと自分で消化できていることは、学習にとってとても重要な要素です。
例えば、痩せたいと考えているけれどなかなか痩せない人がいます。
これは、痩せた未来をきちんと自分の中に見据えられていないということが原因になっていることがあります。
「痩せたらあの憧れの服を着て、あそこへ出かけてあんな体験をするんだ」というビジョンが明確になっておくと、ダイエット成功の可能性は上がります。
自分のやっていることの意味・目標を見失わなければ行動し続けられます。
あこがれの未来のための行動ですからね。
数学の点数が良くなったらどんな自分になるのか、そしてそれは自分の望む未来なのか。
そんなことをはっきり見た上で学習してみると、ペンを握る手から力が抜けにくいです。
もちろんそれがどんな未来であっても構いません。
数学が得意になって自分の進みたい進路に進める、でもいいです。
数学が得意になってモテる、でもいいです。
後者はなかなかないのが残念ではあります。
小さな行動へつなげると続けられる
痩せたいと願っているだけで痩せる人間はそうそういないでしょう。
痩せるために今日は何をやろうか?ということを決めている人は行動できます。
カロリーコントロールよし、運動なおよし、継続日程決定さらによしです。
妄想だけの痛い奴が行動すりゃ間違いないはず。
目標を達成するための行動の明確化は、目標達成の最速手段です。
数学で点数を良くしたいなら、まず自分がつけるべき力・解けるようになるべきなのはどの問題なのかを探しに行きましょう。
そして何はともあれまずその問題に取り組んで「どこまで解けるか=どこから解けないか」を探しに行きましょう。
そこまでは独力でもなんとかなるからです。
その後は解説を読んだり、学校や塾の先生に相談しましょう。
自力を尽くした後の他力は最高に効果的です。
自分が相手にすべきは数学という大きな壁だと考えると辛いです。
でも目の前の一問をどう倒すかということを通して力をつければいずれ乗り越えられます。
もちろんそれが「正解すればいい・〇がつけばいい」というマインドに終わると伸び悩みます。
自分が相手にしている問題に共通する考え方はどこにあるのかを探しながら解けば、世界の美しさを垣間見ることが出来るものですよ。