SS Ain’t Nothing But A Number
受験業界では偏差値のことをSSと言います。
データのばらつきを、中央値を50として
受験の目安として偏差値をよく扱います。
物事に目安があって困ることもありませんからね。
でも、偏差値はただの数字に過ぎません。
学力そのものを示すものでもなければ、合格の限界を表すものでもありません。
当日当刻にどれだけの問題を正解できたのかが合否を決めるものです。
今この瞬間の偏差値で学習の手を緩める理由は無いはずです。
合格を諦める理由は無いはずです。
当日までに一つでも多く正解を残せる力をつける学習をコツコツと積み上げるのみでしょう。
偏差値を上げようなどと考えるのではなく、自分の改善すべき点を探して一つずつ倒していくことを目指していきましょう。
合格は学力を積み重ねた先に必ずあります。
学力はどの問題が解けるのかということによってある側面から計ることが出来ます。
それは問題を解いて〇がつけばいいという姿勢ではいけません。
一問を解くときにどこまで自分の力を出せるか。
解いた後に正解までの道のりと自分の実力がどう違うのかを確認する。
その違いを埋めるために何を習得するかを見据えて、もう一度解きなおす。
そうやって「出来ないことを探して、一つずつ出来るようにする」という学習姿勢を深く深く掘り進めていきましょう。
その結果として偏差値が上がって、合格するというものです。
山頂を目指す心を忘れず、確認するのは常に目の前の一歩です。