子供に教えてもらうと子供が伸びる
教育熱心な親は子供に教えることに重心を置きます。
それはそれで大事なことです。
インプット無くしてアウトプット無しですからね。
何度もこちらに書いているように、日常生活や非日常生活を通じて具体的なインプットが行われている生徒は強いです。
しかし、インプットしかされていない生徒は弱いです。
アウトプットも伸ばしてあげて初めて子供の脳が音を奏でます。
アウトプットは疑問を持つ段階と回答を出す段階の二つで構成されるとしっかりします。
前者は割と簡単なんです。
子供たちの「なぜなぜ期」を大事にしてくれていれば。
ここで疑問の在り方を様々な形で刺激してインプットにつながることがあります。
その上で、子供たちに上手く質問をする大人がいると、子供たちの脳が高速回転を始めます。
例えば子供たちが質問してきたときに、「君はどう思う?」と聞いてあげましょう。
そうすると、子供たちは自分なりの知識や理屈を組み立てて話をしてくれます。
それが正しいことも有れば、ちょっと踏み外すことも有ります。
でも、間違えても構いやしないのです。
むしろそこで間違っていると指摘するようでは、子供たちは間違うことに憶病になります。
間違えていたとしても、さらに話を続けてその間違いに自分で気が付き、修正のチャンスを得られるように話してください。
もしうまくいくならば最後まで子供が主導権を持っているかのように思わせてください。
そうして、子供から教わったという形をうまく作れたらしめたものです。
子供たちは知識と理屈を組み合わせる手順を学びますし、大人に何かを伝えられたという肯定感を持ちます。
こういう思考が、自分で学べる強く賢い子供を支える背骨になってくれます。