楽しようがないオーガナイズされた学びにしか効果ない
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
小学生がワークを持ってカウンターに来ました。
「○○の内容が覚えられないんです。楽して覚える方法はありませんか?」
「ない!」
即答ですね。
ゴロ合わせで覚えるとか、そういうことを念頭に置いて来てくれたのでしょう。
で、そのゴロ合わせを教えて欲しいとかいうことですね。
しかし、そこで「楽して」という態度が壊滅的にダメです。
精神的に運動不足で出不精のデブになります。
勉強において楽して身につけたいという態度が常態化すれば、反復や試行錯誤という学習において重要な効果を持つ姿勢から遠ざかります。
少なくとも反復や試行錯誤がお嫌いなら青木学院には向いていません。
ゴロ合わせが最も効果を持つのは、自分で開発したゴロです。
覚えたい内容とにらめっこして、自分だけにある覚えやすいツボに、ポイントを詰め込んでいく最中に脳には良い負荷がかかります。
その負荷によって記憶に対する印象も深くなり、脳は鍛えられます。
このプロセスを経たゴロは生徒の脳に強く定着します。
そのゴロは時に余人の理解を阻むものであることもあります。
「え?そんなので覚えられるの?」
しかし、それで覚えている本人にとっては大正解です。
それに、ゴロで覚えるのも悪くありませんがストーリーで覚える方が格好いいですよ。
例えば日米修好通商条約の開港された5港をこう考えてみます。
「函館は日米和親条約の時に開港されてそのままだろう。
下田はちょっと江戸から遠いから江戸に近づいて横浜に。
で、横浜は中華街があるから、同じ三大中華街仲間の神戸と長崎も。
こう見てみると日本海に港がないから、新潟にも一つ。以上終了!」
「でも先生、中華街がある街を知らないです」
そう、だから私たちは好きだの嫌いだのと言い訳をつけるのではなく、超雑食的に知識を喰いまくる方が良いんです。
覚えた知識が、いつか別の何かを覚える時に役に立つ「かも」しれません。
あくまでも「かも」なんです。
でも、やるんだよ。
そこで楽をしようなんて姿勢は見えないわけです。
楽しようがないオーガナイズされた学びにしか効果ない!