県立相模原高校の特色検査比率上昇について
県相入試に異変?
一部界隈で、県立相模原高校の合否判定得点配分が変わったということが話題になっているようです。
県立高校入試は、調査書:学力検査:面接の合算で判定されます。
相模原高校はこれに特色検査が加わりますので、以下のようになります。
区分(募集定員に占める割合) | 調査書 | 学力検査 | 面接 | 特色検査 |
第一次選考(90%) | 4 | 4 | 2 | 1 |
第二次選考(10%) | 0 | 8 | 2 | 2 |
話題になっているのは第二次選考の特色検査の比が、前年までの1から2へ変わった点です。
しかし受験生諸君には、あまりここにおびえる必要はないとお伝えしたいです。
理由は2つあります。
第二次選考に限られている
割合が変わっているのは第二次選考のみです。
募集定員の10%に過ぎませんし、そもそも第一次選考で合格した受験生を除いての勝負です。
第二次選考を最初から狙って勝負する、調査書点には大分自信がないけれども学力に大分自信があるという特殊な生徒でなければ、重視するほどではありません。
それよりも丁寧に学力を積み重ねて、第一次選考での合格を目指す方が優先事項です。
そうすれば、前年までと変わらずに勝負できますからね。
県相は学力検査と特色検査の相関が高い
下の図をご覧ください。
これは伸学工房さんの集めた2020年春入試のデータです。
特色検査と学力検査の相関をチェックできるグラフです。
相模原高校は県内の高校の中でも学力検査と特色検査の結果が似ている学校です。
こちらの方が県入試全体としても多いパターンだと読み取れます。
無論一回だけの入試データから来年もそうだと確定するのは極論です。
しかし、相関が強く出る可能性の方が高いのであれば、特色検査の比率上昇について過剰に心配しても仕方がありません。
まずは配分の大きく第一次選考でも重要な学力検査の実力をしっかりと上げることを念頭に置くべきです。
特に今の時期からあわてすぎてはいけません。
きちんとした指導をする学習塾であれば、普段の学力検査を意識した指導から特色検査につながるように授業をやっているでしょうからね。