自分の人生は自分で演出する
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
生徒が「この問題が分かりません」と質問に来ました。
問題を読むと、その生徒だったら問題なく解けるはずの問題です。
学校で既に学習している範囲であり、塾でも練習している範囲です。
しかも学校のテストで100点を取っている生徒が、学校の教科書準拠のワークを持ってきて「分かりません」と言うのです。
この生徒はある程度の頻度でこういう質問をしてきます。
この生徒の長所は非常に「よい子」である所です。
忘れ物をせず、宿題をサボらず、授業に集中し、言い訳をしません。
いつでもコツコツと積み上げ続ける姿勢は素晴らしいです。
この生徒の短所は非常に「よい子」である所です。
「正解しなくてはいけない」と思うあまり間違いを恐れすぎます。
少しでも自分のレールと違う問題に身がすくむことがあります。
その短所が、この生徒の伸び悩みの一因であると考えています。
件の質問を脇に置いて、その生徒が100%正解する問題を二つ出しました。
それに正解してもらった後に、「今解いてもらった問題を自分が解けないと思う?」と尋ねると「解けると思います」と答えてくれました。
「じゃあ、あなたが質問したのは今の二問を組み合わせたものだと思う?」と尋ねると「はい、そう思います」と答えてくれました。
「でも、難しいと思ったんだよね?」と尋ねるとややあって「はい、思いました」と答えてくれました。
それで良いと思います。
思う事を無理矢理ねじ曲げるのは良くないです。
生徒が「難しい」と思ったのは生徒の心の中ですから、そこは問題ないのです。
難しいと思ってもいいと自分を許していきましょう。
その上で、「自分の人生は自分で演出する」ということを覚えてもらいたいです。
難しいと思えば身がすくみます。
その時に「違う様に考えたら解けるかもしれない」と思える自分になってもらいたいです。
何せ、既に解けるだけの実力があるのですから、
「自分なら解けるのではないか」と図々しく一歩前に出て欲しいのです。
自分の実力をどう認めるかでも学力は向上していきます。
自分を信じて前に進められるのは最後は自分だけです。
自分が頑張ってきた過去を信じれば、未来に進むことが出来ます。
為すべき事をしてきた過去が、何かを為し得る未来を作れます。