テストの機能とは
相模原市の学習塾・数学特訓青木学院です。
学習とテスト
学習においてテストをどうどらえるかは大事です。
多くの人はテストで点数を取ること、あるいはその先の合格することを意識します。
それがゼロではまずいという面もあります。
その上で、テストが本来持っている機能は別にもあるということを考えましょう。
学習とはなにか
学習とは何らかの能力を伸ばす思考や行動をさします。
物事を理解し、定着させ、使いこなせるようにします。
その過程で試行から成功と失敗を経てそこから何かを得ます。
結果として能力が伸びれば学習は成功していると言えます。
こう考えれば、テストで点数を取ることはそれに含まれません。
それではなぜテストがあるのでしょうか。
テストの機能
学習におけるテストの機能とは、力を測ることです。
何が身についていて、何ができて、何を知っていて、何が分かっているのか。
すなわち、学習の程度を測定するためにテストを行うというのが本来です。
その結果を受けて改善するためには何をどうしていくのか。
不足している部分を補うために何を学ぶのか。
そこを検討するための材料というのがテストの本来の機能です。
テストを通じて体系的理解の定着を確認し、さらなる学びへと歩みを進めていく。
それができるようになれば、ほんとうの意味での学ぶ力=学力がついたと言えましょう。
テストでやっても意味が薄いこと
そう考えれば、テストでやって意味があること・意味が薄いことが分かってきます。
意味があることは、次の学習に向けての改善点のヒントとすること。
意味が薄いことは、テストの点数そのものについて考えること。
前者は前段で述べたとおりです。
後者は「学力をつけるための学習」と考えれば自明です。
達成した事柄について認め、成功体験として自信にすること。
未達成の課題を明確化し、解決に向けて行動すること。
あくまでそのきっかけとしてテストを扱えばいいです。
もちろんこれは理想論であり、現実にはその純度が変化します。
定期テストの得点によって評定は変わりますし、入学試験の結果で合否が決まります。
それは少しずつ人生の進み方を変えるものです。
それでも、新学期でも進学先でも学習は続きます。
コツコツと学習し続けて成長する姿勢そのものも、また数字に劣らず大事なのです。