ただの自習ではない
毎日生徒のノートをチェックしています。
単に正誤の様子を見ていることはありません。
何度かかブログにも書いていますが、僕はそもそも生徒の丸つけを信じていません。
間違っている問題に丸がついているのが日常茶飯事だからです。
ノートに書かれた答案から問題をイメージしつつ、採点の不備があるものと確認します。
その上で正答・誤答について「なぜこう考えたのか」「どこがまずいのか」と質問します。
そこに十分に答えられていれば、よい学習をしたと判断します。
不十分であれば、学習と呼べる段階ではありません。
自分の答案について説明できれば、身についた思考があるのですから再現性があります。
言語化出来ているというのも、ポイントが高いところです。
不正解答案でもこれは同じです。
どうしてそのように解いたかという理屈や知識があれば、そこを修正すればいいからです。
なんとなくあやふやに解いた答案には学習としての価値がありません。
間違えた答案のどこがまずいのかを、模範解答から読み取れれば上出来です。
それを読み取れていないならば、僕の指導が入るタイミングです。
この外部チェックとしての僕の存在も、個別演習という形式の要点です。