学力を伸ばす3つの姿勢
学力を伸ばす行動習慣はとても大事です。
合格より学力、学力より行動習慣を強く意識すれば、逆に合格に近づきます。
そもそも行動習慣とそれを支える思考は、受験が終わっても役に立ってくれます。
大人になって新しい技術を身に着けたり変化に対応したりするときにそれは顕著に現れます。
今自分の手元にある鈍色の何かにこだわるのは、その対極にあります。
合格は手に入れたもののその後の人生で花が咲かないというのは、合格に執着した結果でもあります。
執着せずに変化していける行動習慣を支える思考とはどのようなものでしょうか。
代表的なものはこんなものでしょう。
- 好奇心
- 愚直さ
- 謙虚さ
新しい物事にちゃんとすぐ飛びついていける、変化に対応できる心が好奇心です。
自分がこれまでやっていたことに執着している限り発展はしません。
学校の授業でも仕事でも、必ず新しいことが出てきます。
小学生の生活と中学生の生活と高校生の生活も違います。
通学時間も変われば、やるべき課題の量も何度も変わります。
それなのにこれまで通りの価値観にこだわって行動しては、新しいことを身に着けられません。
そのような新しい物事に向き合うためには辛抱強く挑戦し続ける姿勢が必要です。
それが愚直さです。
誰かから不器用である・愚かにさえ見えるほどにまっすぐに物事に取り組みましょう。
小賢しい価値観に囚われたり、他者の目を気にするようでは新しい技術の習得に挑めません。
目標を達成するまでは何度でもコツコツゴツゴツ積み重ねます。
目標を視界から外すことなく毎日毎時学習できれば、確実に結果が出ます。
目標について考え続けるのは、時としてキツく感じることもあります。
コツコツと学習し続けるのは、「自分ができていない」事実と向き合うことでもあるからです。
自分が発展途上である事実をフラットに受け入れる精神が大事になります。
それが謙虚さです。
学習の手抜きは謙虚さの不足から発生します。
自分ができていないところがあるのだ、成長の余地があるのだと考えましょう。
誰かにされた指示や助言を虚心坦懐に受け入れて心に留めおきましょう。
油断したり増長したり慢心したりすれば、成長は必ず遅くなります。
頂点に立ったわけでもトップランナーでもないのですから、素直に物事に向き合いましょう。
もちろん小さな成功や成長にも、素直に喜んでいきましょう。
こういう精神が学力を伸ばし、得点を伸ばし、合格に届きます。
そして合格の後の人生を豊かなものにしてくれます。
学校の教科書の学習が人生の決定要因ではありません。
その先の人生を学び多きものにするための練習に丁度よい課題のひとつなのです。
課題につまづいて人生がつまらなくなってはいけません。
コツコツと乗り越えていきましょう。