ドラえもん映画で学ぶ「不得手の作り方」を反面教師とせよ
ドラえもんの登場人物であるのび太くん。
彼は劇中で、学力が低い小学生として描写されます。
運動も音楽も美術も苦手です。
毎年春にはドラえもんの映画が上映されます。
去年は音楽、今年は美術がテーマになっていたのは面白いですね。
どちらでも、のび太くんは友人たちと比べて不得手な描写がされます。
でも、彼が音楽や美術が苦手なのはある意味当然である様子が分かります。
苦手には苦手の原因というものがあります。
一つには、苦手なことそのものを揶揄されてしまって辛いと感じていること。
人間それなりにプライドというものがあります。
それを傷つけ続けては伸びないことがありえます。
もちろん、出来ない自分と正面から向き合わなければ学力は伸びません。
向き合っている人間を過剰に傷つけてはよくない、ということです。
結果だけを責めても良いことなど起きないのです。
もう一つには、行動を続けないこと。
今劇場で上映されている「ドラえもん のび太の絵世界物語」でものび太くんはすぐ諦めます。
上手くいかないことに出会うと、そこから逃げようとします。
ドラえもんの忠告も耳をふさいで聞こうとしません。
何かをうまくなろうと思えば行動し続ける必要があるのに、諦めても仕方がありません。
そりゃあ結果は残らないものです。
ということは、これらの逆を行けば結果が出る可能性が高くなると言えます。
一つには、結果のみを見て責めたり揶揄したりしないこと。
一つには、結果が出るまで辛抱強く行動すること。
他者と本人とで、やるべきことがありますね。
ちなみに今回のドラえもん映画。
珍しくのび太のパパ・のび助の出番がちょっと多めです。
若い頃は画家になるのが夢だったのび助が絵に苦戦するのび太とどう向き合っているか。
ぜひ、ご家族で鑑賞してみてください。
映画館は子供を賢くしてくれますからね。