部活動を辞めた後の猛チャージに期待できるか
部活動引退後の受験に向けて猛チャージ
中学生や高校生の多くは部活動に所属します。
部活動を退部・引退した後から受験の猛チャージを期待する話もよくあります。
中学生・高校生本人も期待し、保護者さんも期待します。
僕が期待するかと問われれば、「ケース・バイ・ケース」と答えます。
どうしてもどちらかに決めろと言われれば、期待しないと答えます。
理由は以下のとおりです。
部活動に使った時間≠引退後に増加する学習時間
部活動に使っていた時間や体力がそのまま学習時間増加となればよいです。
そうなれば猛チャージもありえます。
しかし実際にはなんのかんのと理由や言い訳をしてダラダラします。
スマートフォンをいじくる時間が増えます。
ただ寝転がっている時間も増えます。
ようやく本腰を入れるのが冬になって間に合うのでしょうか。
そんな状態で猛チャージと呼べるでしょうか。
合格に向けてのプロセスが踏めるでしょうか。
答えは否です。
基礎学力や学習習慣が不足している可能性
部活動をやりながら相応の学習をしていたかどうかにもよります。
猛チャージが可能な生徒は、部活動に関係なく一定の学習を積んでいます。
引退前に基礎学力や学習習慣は備えて学生生活を送ります。
そういう生徒は引退した後に積み増しが可能です。
しかし、部活動を理由・言い訳にして学習が不足している生徒はそうはいかないです。
引退後に基礎学力や学習習慣をつけていくことになります。
そこを抜きに入試レベルの問題を解いても無駄になる時間が大きすぎます。
そうなると、学力がグイグイ伸び始めるまでに時間がかかってしまいます。
受験に間に合わない猛チャージの意味はあるでしょうか。
答えは No です。
猛チャージのために、引退前からやれ
それでも引退後の猛チャージを狙うという都合も、中学生・高校生にあるでしょう。
それは選択の自由です。
その上で、猛チャージを狙うなら引退前からやることをやっておけばいいです。
いくら部活動が忙しいとしても、それを理由・言い訳にしてはいけません。
毎日教科書の音読・訳読をしましょう。
毎日例題の解法チェックをしましょう。
まめに暗記の時間をとりましょう。
全部やっても1時間もかかりません。
未来のために、今日やってください。