符号ミスは減らせる
決定を先延ばしにしないことが肝要です。
中学1年生の数学は、正負の数の四則演算から始まります。
ここで中学1年生を苦しめるのが、計算の符号問題です。
これまではなかった注意点が増えるので、無策では臨めません。
まず、加法の場合には正負の数の絶対値に注目する癖をつけます。
同符号同士の加法に苦戦することはありません。
異符号の数の加法を見るたびに、即絶対値の大小を確認しましょう。
あとは絶対値の大きい方に符号を決めてしまえば、符号ミスが減ります。
最初に符号を決断してから、先のことを考えます。
そのためにも大事な部分であるのが絶対値の大小なのだと強く考えます。
数を見るたびにどれが大きいか、小さいかを考え続けていきましょう。
乗法除法の場合にはさらに符号の決定タイミングの速さが重要です。
乗法除法を見た瞬間に、負の数が何回乗除されているかを数えます。
偶数回乗除されていれば正、奇数回乗除されていれば負です。
数字に手を付ける前に、最初にここを確認して符号を書いてから計算です。
正負の決定を先延ばしにすればするほど、符号ミスが増えます。
何があろうが、最初に一発目にド頭に決定してください。
という簡単なルールさえ破る程度に計算手順を軽く見ているから、君は100点が取れないのです。