真摯にひたむきに学ばねば届かない時代
小学生の時期からガンガンに学習するのがかわいそうだという意見があります。
かわいい我が子が厳しい塾長に向き合う時間が長いと思うと、そう感じる気持ちもあるのでしょう。
小学生時代にゆとりをもって伸び伸びと過ごしてほしい。
なるほど、それはそれで良い考え方であるとも言えます。
しかしそれに僕は同意できない部分もあります。
現代の社会は高度に情報が発達しています。
大人になるまでに習得しておきたい知識や技能が昔とは異なります。
大学入試に向けてつけておくべき力や知識に限っても、膨大な量であると言えます。
どこの大学であってもいいという全入時代に適応した価値観であれば問題ないです。
しかし我が子の将来を考えれば、良い学習環境を与えたいのが親心です。
そのような人気のある良い大学へ合格しようというのに、我が子は野放しでいいでしょうか。
ゆとりをもって合格できるほどの何某かを我が子の生活や答案から感じられるでしょうか。
ほとんどのお母さんにとって、この問いへの答えは否でしょう。
学習を真剣にひたむきにやらねば、それは我が子には届かないものだと分かっているはずです。
そういうお母さんたちの気持ちを思えば、僕は生徒の答案に真剣に向き合います。
告げる言葉に真摯に向き合ってもらうことを望みます。