最初から100点や1位はとれない
自分が誰かと比べて何かをうまくできないから、気後れしてしまうという話を生徒から聞きます。
ある生徒は「良い質問ができない自分がつらい」と言っていました。
誰かと自分を比べることは意味がありません。
他人は他人、自分は自分です。
比べるのはその立場にあるべき他者=試験官がやってくれることです。
そもそも100点や1位はなかなか取れるものではありません。
結果を得ることは大事ですが、それ以上に僕たちが目指すべきことは過程の充実です。
例えば質問で言えば、最初から良い質問をしようとしても無駄です。
塾生でも僕が要求する水準の良い質問を安定して出せる生徒はごく限られます。
そしてそこをほとんどの生徒には要求しません。
偏差値70を超えるランクになってから考えても良いぐらいです。
むしろいつか良い質問をまぐれあたりで出せるようになるため、質問の量を増やして欲しいです。
学習の量と質では、まず量を求めるのが青木学院のスタイルです。
質は量を増やした中で磨かれて徐々に上がっていけば良いものです。
それと同様に、自分のわからないことにどんどん出会って、ガンガン質問して欲しいのです。
そのうちまぐれあたりで良い質問ができるようになります。
ガンガン質問して理解度が上がれば、学力も少しずつ上がります。
上がった学力で質問すれば、良い質問も出やすくなります。
そうやって、良い質問ができるレベルになっていけばいいのです。
将来の素敵な自分のために、今日を丁寧に過ごしましょう。