簡単な算数の質問を1つするだけで数学の出来が分かる
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中学受験をした児童もしていない児童も、中学になれば数学の授業が始まります。
算数と数学は名前が違うので、別物だと思う人が多いです。
しかし、ただ名前が変わるだけですので本質は全く変わりません。
中学生になってから数学が苦手になるのではなく、算数の基本が全くなっていないことが中学数学で露呈するだけです。
算数の基本とは例えば加減乗除の速さと正確さと適切さです。
「なんだそれなら大丈夫」と思う小学生とその保護者も多いでしょう。
しかし、簡単な算数の質問を一つするだけで、それがいかに間違っているかが分かります。
「3は7の何倍ですか?」
これを即答できるようであれば、算数をある程度は学習したと言えるでしょう。
しかし、即「3/7倍」と答えられない生徒がほとんどのはずです。
それは以下のような基礎力の欠如によります。
- 何倍かを問われていることが分かっていない。
- 何倍かを考える場合にどのような計算をするかを分かっていない。
- 大きい数÷小さい数だと決めつける癖がある。
- 割り切れない割り算に対応できない。
- 分数を割り算の答えとすることに無駄なためらいがある。
- 単純に遅い。
いずれも小学校の算数の教科書レベルのお話で、特別なことではありません。
しかし、それが出来ていないまま中学生になる児童がほとんどです。
そしてこれらは、残念ながら習慣としてそうであるレベルの事柄です。
理屈がどうだというレベルではなく、即判断して正解できるようになるべきものです。
反射として正解できるレベルを目指してもらいたいです。
悪い習慣がついていればそれを取り除いて、置き換えていかねばなりません。
多少の時間がかかることは覚悟しておくべきです。
我が子に高校受験で県立相模原高校などの相模原市内上位高校進学を目指してもらいたいお母さん。
我が子のピンチに気づく恐怖に耐えられそうでしたら、聞いてみてくださいね。
もちろん、ひょっとしたら涼しい顔で即答正解してくれて、ホッとできるかもしれませんから。