感謝尊敬 人の恩恵
今日は元塾生と少しだけ電話をしていました。
在籍時と今の塾の様子の違いについても伝えました。
Zoom利用の指導など、流石に時代が違うんだなぁという感慨をもってくれたようでしたね。
この元塾生が塾を巣立ってもう9年、そりゃあ塾長も白髪染めをしてみたくもなるものです。
短い会話でしたが、元気な様子が分かって嬉しかったです。
数年に一度、短い会話をする元塾生ですが、毎回の会話で感じることがあります。
それは、話すたびに他者への感謝の念を強くもつ大人になってくれているな、ということです。
塾を旅立った後もずっと自分に厳しく自分を磨いている様子が伝わる元生徒です。
その継続する力の源の一つが、この感謝の念なのではないかと考えています。
自分を支えててくれている周囲の人間に対して敬意をもって向き合うことは、一つ一つの行動を丁寧にすることにつながります。
自分の環境に感謝をもって接することは、周囲の理解と協力を得られやすい状況を作ります。
そのような敬意と感謝をもって努力を続ける人間であるからこそ、成長し続けられていると思います。
親が子供に最も伝えなければいけないことの一つは、このような姿勢です。
与えられた環境に感謝もないまま当然のものとして受け取りないがしろにする人間に、果たして誰が手を差し伸べるでしょうか。
そのような人間が丁寧な努力を続けられるでしょうか。
どちらもあり得ません。
賢くなれる子供というのは、そういうものではありません。
自分以外の誰かについて思いをはせることが出来る知識と創造力さえなくて、どうして学力が伸びましょうか。