宿題だって失敗していい
小学生と宿題についての打ち合わせをしました。
「たくさん宿題をやる、と言ったら何ページぐらいやるといいかね?」と尋ねます。
生徒は少し考えて「20Pぐらいです」と答えました。
こういうときに、塾長はよほどのことが無ければ申し出を尊重します。
学習についても自分で考えて行う側面を作っておくことは、生徒の自立心をはぐくみます。
その自立心の芽である自分で考えて出した結論を安易に却下しては、生徒は「自分の意見を言っても通らない」という悲しい経験をするだけです。
「じゃあ、20Pにしようか」と言って、ワークの宿題範囲にチェックを入れます。
その上で「もし出来るなら、もっと一杯やってきてくれたら嬉しいです」と伝えます。
生徒に「自分は期待されている」という気持ちを持ってもらうためです。
もちろん、毎度この手に生徒が乗ってくれるわけではありません。
それでも言い続けると、そのうち乗ってくれます。
そこを逃さず喜びを伝えて、感情を共有してもらいます。
打ち合わせを終えた後、生徒が少し不安そうな顔をしました。
「何かありますか?」と尋ねます。
「もし20P終わらなかったらどうしようと思って」と生徒が答えます。
「そんなことは気にしなくていいよ。ダメだったらダメだったで、その時相談しよう屋」と笑います。
何事にも失敗はつきものです。
それは宿題の目標達成についてもそうです。
それが怠けたり宿題について考えていなかったりしての目標不達成ならよろしくはありません。
でも、何とかしようと毎日頑張った結果ダメだったなら仕方ありません。
その後どうすればいいかを生徒と相談して改善していけばいいだけです。
委縮するようなことなく、伸び伸びとやってもらいたいものです。
Gee-Whiz, It’s Christmas