数学はものの見方を変える
アイキャッチの画像は、先週の静岡出張の際に新幹線から撮影した富士山です。
今日は生徒がテスト勉強をしている後ろで、数学の問題を解いていました。
生徒に質問されたわけでもない、初見の難関校の問題を解いているといつも受験生時代の気持ちに一瞬戻ります。
ロッククライマーが岸壁を観察しながら頂上へのルートを考えるように。
踏み外したら即転落するのかもなぁと思いながら問題を眺めるのは楽しいものです。
今が少し違うのは、ただ解くのではなく、それをどう教えようかというところを考えるわけです。
数学の問題は「作る人」「解く人」「教える人」という少しずつ違う立場から眺めることができますからね。
その意味では、昔より一つの問題の味わい方を多く知っているとも言えます。
物事の眺め方を複数持っているというのは、楽しいものです。
同じ角度からだけ見ていたら、分からない美しさというものがあります。
富士山だって静岡側からと山梨側からで、違う景色を見せてくれます。
答えが出ればお終い、というようなつまらない勉強から、世界の美しさを探しに行ける勉強へ向かっていきましょう。
その途中で、ちゃんとテストの点数は上がっていきますからね。
明日も9時から教室でお待ちしております。