演習は間違えてからが本番
間違えるまではのびのびとやればいいんです。
しかし、間違えたときに受ける指導は「弱点を修正するためにはこう動こう。さもないとまずいことになる」という考えから出されるものです。
そこを守らないのであれば、まずいことになって当然です。
今日は演習のやり方がまずいのを修正しない生徒に、自分の現時点での実力を思い知ってもらいました。
本人は普段「質問は無い」と言っているところが、どれだけ出来ていないかを抜き打ちのチェックテストで確認しました。
もちろん既習の範囲で、次の定期テストで扱われる内容に限って、しかも塾においてある問題の中では易しめのものからです。
結果は2枚半のプリントで24問ミスです。
当然宿題は、「間違えた問題をいくらやり直してもいいから来週月曜日に正解答案にして来い」というものにしました。
実際、そこで何度もやり直して正解できるようになればいいんです。
演習は本番ではありません。
覚えなおし・考えなおし・解きなおしをして解ける問題が増えればいいんです。
むしろ改善しないのであれば、演習の長所はだいぶ減ってしまいます。
解きっぱなしにせず、しつこく考えなおしましょう。