本気で学ぶ
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
塾長は受験勉強の場に身を置いて人生の大半を過ごしてきました。
最初は受験生やその予備軍として、人生の途中からは教える立場としてです。
気が付けば人生の半分以上は教える側になっています。
そんな中で何度か級友や後輩、生徒から聞かれたことに
「どうしてそんなに勉強をするのか?」
「どうして勉強が好きなのか?」
という質問があります。
三浦しをん氏の小説『風が強く吹いている』を読んだことはありますか?
箱根駅伝に挑む大学陸上部を舞台にした青春小説の名作です。
ラジオドラマ化・舞台化・実写映画化・アニメ化もされています。
その『風が強く吹いている』の中で、駅伝の練習になじめない先輩が
足が遅いなりに練習に熱心になりつつある後輩に尋ねます。
「なんでそんなに本気になれるんだ?駅伝、やったこともないのに」
後輩は答えます。
「分かりません。分からないからこそ、やらされるんじゃなくて、
自分からやってやろうと思ったってのはあります」
「強制されて走るより、自分から望んで走ったほうが俄然楽しいかもって」
「好きだから本気になるんじゃなくて、本気になってみたら、もしかしたら」
ここは読んだ瞬間に「そうなんだよ!」と思いましたね。グッときました。
大人だって、仕事が好きで好きでその職業を選んだという人ばかりではないでしょう。
それでも本気で取り組んでいる中で、自分の仕事に誇りや愛着を持つものです。
勉強の面白さも本気で取り組んだ先にあるものです。
親や学校の先生や塾長に強制されてする勉強より、
自分が本気で取り組んだ勉強のほうが数倍得るところがあるはずです。
欲しいものがあるなら、本気で全力で走り抜けてみてください。