能動的になれば楽しくなる
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
映画にはその国の色が現れます。
分かりやすい類型的な映画が選ばれて輸入されているという面もありますが、それぞれの国の人がどのような映画を好んでいるかという影響もあります。
典型的なものがインド映画です。
インドは映画産業がとても盛んなことから、アメリカ映画のハリウッドとインドの大都市ボンベイ(ムンバイ)にひっかけてボリウッドという言葉もあるくらいです。
インド映画の特徴は華やかな衣装と大人数のダンスによるミュージカルシーン、分かりやすく爽快感のあるストーリーに込められた人生の味わいにあります。
スパイスの混合であるマサラになぞらえて、マサラ映画と呼ばれるものが特に好みです。
インドのタミル・ナードゥ州ではそんな映画を、観客は大声をあげて応援し、ともに歌い、何なら踊り、紙吹雪を舞わせて、クラッカーさえ鳴らして鑑賞します。
日本でもこれに倣って、マサラ上映と呼ばれるスタイルでマサラ映画を鑑賞する劇場があります。
近年ではクラッカーとまではいかなくとも、応援発声や歌唱を楽しむライブ上映というスタイルも多くの劇場で楽しまれるようになりました。
普段映画は受け身で楽しむものですが、能動的に世界に没入できるマサラ上映やライブ上映は本当に楽しいものです。
何事もそうなのですが、存分に楽しむことが出来やすいのは能動的に動いている人間です。
受動的であるよりも能動的であるほうが脳を使います。
心を使います。
脳が、心が動いているときが楽しいのは道理ですね。
映画鑑賞以外のことでも、自分が何かを楽しんでいるときのことを思えば実感してもらえるはずです。
一つ一つを自分で選んで、能動的に向かい合って楽しむ人生を送ってみてください。