課題を細かくして乗り越える
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
中3の平方根の計算が苦手な生徒に共通して見られるクセの一つに、「むやみに掛け算をしてから考える」というものがあります。
√28×√42=√1176
などという計算をしてしまって手詰まりになるパターンです。
扱う数字が大きくなったがゆえに何をしていいか、何が適切かが分かりにくくなっています。
また、数が大きくなることで計算ミスの可能性も増えます。
私達が計算ミスをしにくい計算というのは、ほぼ答えを覚えているのに近いレベルの計算です。
つまり、見慣れた計算ほどミスしないのですから、見慣れない大きな数は計算ミスのタネといえます。
このような問題を解くときには、
√28×√42=2√7×√7×√6=14√6
という風に、根号の中の数字を小さくしてから計算するほうがミスが減ります。
これは平方根の掛け算だけではなく、足し算引き算割り算でも同様に言える問題が多いです。
整数で小さめの数のほうが扱いが楽なのは、感覚的に納得行く人も多いでしょう。
このような問題の捉え方は何も平方根に限ったことではありません。
例えば定期テストの範囲として教科書60P分を指定されることがあります。
60P全部を一時に処理しようと考えると、これは大変です。
どこから手を付けてよいやら何時やればよいやら、動き出しが鈍くなってしまいます。
でもその60Pを10Pぐらいずつに分けて考えれば、少し取り組みやすくなるはずです。
日常の計画のどこにその10Pを割り振るかも、60P全体を一時に割り振るよりよほど簡単でしょう。
面倒なこと、こんなんだと思うことがあったときには、ぜひ課題を細かくして乗り越えて下さい。